2025年7月
おまかせ運用マンスリーレポート
MONTHLYREPORT
SERVICE GUIDE

おまかせ運用は、投資可能なETFのうち、主にインデックス型(ベンチマークと呼ばれるインデックスに連動するような運用を行っているETF)の銘柄を選別し、それらを3つある機能ポートフォリオを表象する各ファンドに振り分けています。
毎月お届けする本レポートでは、その月の機能ポートフォリオを表象する各ファンドの運用状況及び市況をご説明させていただきます。
おまかせ運用では、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」や、お客さまの年齢等運用プロフィールの変化に合わせた機能ポートフォリオの配分の変更を行う「リプロファイリング」等も自動で行っています。
おまかせ運用グロース・ファンド(世界の株式中心)
ファンドの特色
株式を中心とする上場投資信託証券(ETF)へ投資することで、世界各国の企業の成長性を通して世界の経済成長に沿った収益の獲得を目指す商品設計となっています。バリュー(PBR)や価格モメンタム(時価の動向)といったリスクファクターを考慮の上、配分が決定されます。
ファンドマネージャーのコメント
米国大型成長株とドル高が円ベースのパフォーマンスにプラス寄与
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当ファンドは前月末比+4.7%となりました。
世界株式市場は、全体として上昇しました。
米国株式市場は、堅調な雇用統計や好調な企業決算、日本や欧州との関税合意などを受けて上昇しました。欧州株式市場は、上旬は景気回復への期待から株価は上昇しました。中旬には米国との関税交渉が難航したことなどを受けて反落しました。その後、関税合意に至るも欧州にとって厳しい内容であったことを背景に軟調な展開となりましたが、前月末比では上昇して月末を迎えました。日本の株式市場は、月前半は参院選に対する不透明感や日米関税交渉への懸念などから上値の重い展開となりました。下旬にかけては、日米関税合意を受けて株価は大きく上昇しました。ファンドで保有するETFの米ドルベースでの寄与度をみると、米国大型成長株などが主なプラス寄与となりました。
為替市場では、上旬に発表された雇用統計が堅調だったことを背景に、円安ドル高が進みました。下旬にかけては、参院選挙後に石破首相が続投を表明したことなどから一時的に円高に振れる場面もありましたが、日銀が利上げへの慎重な姿勢を示したことや、FRB(米連邦準備制度理事会)が5会合連続で政策金利を据え置いたことなどを受けて、更に円安が進行しました。
この為替の効果がファンドの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。
おまかせ運用インカム・ファンド(世界の債券中心)
ファンドの特色
債券を中心とする上場投資信託証券(ETF)へ投資することで、イールド(裏付け資産からの利金等を主な原資にETFが生み出す)を重視し、世界各国の金利水準を享受し、安定的なリターンを目指す商品設計となっています。 国債・社債などの債券や一部先進国や新興国のハイイールド債などが投資対象です。
ファンドマネージャーのコメント
米国シニアローンとドル高が円ベースのパフォーマンスにプラス寄与
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当ファンドは前月末比+3.4%となりました。
米国では、雇用統計にて雇用市場の堅調さが示されたことやCPI(消費者物価指数)が高い伸びを示しインフレ警戒感が広がったことなどから、長期金利が上昇しました。米国ハイイールド社債は、貿易交渉合意などを好感し、スプレッド(米国国債との利回り格差)が縮小しました。欧州においては、ECB(欧州中央銀行)が政策金利を据え置いたことや、米国とEU(欧州連合)の貿易交渉合意などを背景に、域内の金利は上昇しました。日本においては、参院選の結果を受けて財政拡張が意識されたことや、日米貿易交渉合意などを受け、金利は上昇しました。
ファンドで保有するETFの米ドルベースでの寄与度をみると、米国シニアローンなどがプラス寄与となった一方、モーゲージ証券などがマイナス寄与となりました。
為替市場では、上旬に発表された雇用統計が堅調だったことを背景に、円安ドル高が進みました。下旬にかけては、参院選挙後に石破首相が続投を表明したことなどから一時的に円高に振れる場面もありましたが、日銀が利上げへの慎重な姿勢を示したことや、FRB(米連邦準備制度理事会)が5会合連続で政策金利を据え置いたことなどを受けて、更に円安が進行しました。
この為替の効果がファンドの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。
おまかせ運用インフレヘッジ・ファンド(世界の実物資産中心)
ファンドの特色
世界の実物資産を中心とする上場投資信託証券(ETF)へ投資することで、物価指数を考慮し、資産価値(購買力)の保全を目指す商品設計となっています。不動産・インフラ・エネルギー・農産物・貴金属・工業用金属・インフレ連動債等が投資対象です。
ファンドマネージャーのコメント
エネルギー関連銘柄や銀等が円ベースのパフォーマンスにプラス寄与
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当ファンドは前月末比+4.3%となりました。
7月の米国不動産関連株式は、米中貿易交渉の合意が好感され、月後半にかけて上昇したものの、月末に上昇幅を縮小しました。一方、米国を除く不動産関連株式は、日本は堅調だったものの、欧州が軟調な推移となりました。インフラ関連株式は小幅な動きにとどまりました。エネルギー関連株式は、関税交渉の合意による景気回復への期待が高まったことに加え、米国がロシアの原油輸出削減にむけた制裁案を発表したことで上昇しました。貴金属価格は、高値警戒感から金がほぼ横ばいだった一方、銀は値を上げました。インフレ連動債は、6月の米消費者物価指数のコア財(除く自動車)が上昇したことをきっかけに買い進められる場面もありましたが、月末の下落により前月比でほぼ同水準で終えました。
為替市場では、上旬に発表された雇用統計が堅調だったことを背景に、円安ドル高が進みました。下旬にかけては、参院選挙後に石破首相が続投を表明したことなどから一時的に円高に振れる場面もありましたが、日銀が利上げへの慎重な姿勢を示したことや、FRB(米連邦準備制度理事会)が5会合連続で政策金利を据え置いたことなどを受けて、更に円安が進行しました。この為替の効果がファンドの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。
このような市場環境下で、ファンドで保有するETFの米ドルベースのパフォーマンスへの寄与度では、エネルギー関連銘柄や銀がプラスに影響しました。
機能ポートフォリオとは?
投資家が求める機能ごとに作成したポートフォリオを 機能ポートフォリオ と呼んでいます。「おまかせ運用」では、以下、三つの機能ポートフォリオの投資信託を設定しています。ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのことです。

運用実績に関する補足説明
- 騰落率(分配金込)とは、当ファンドの決算時に収益の分配金があった場合に、その分配金で当ファンドを購入(再投資)した場合の騰落率です。
- 収益分配金は委託会社が決定しますが、委託会社の判断により分配を行わない場合もあります。
- 表示の運用実績については、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではございません。
おまかせ運用にかかるご留意事項
おまかせ運用においては、CHEER証券株式会社(以下、「当社」という。)が、お客さまとの投資一任契約の締結を、株式会社お金のデザインの代理で行います。
本レポートについて
本レポートは、ファンドの運用状況に関する情報提供を目的としたものであり、勧誘を目的とするものではございません。
契約締結に係る業務委託について
当社は、おまかせ運用に関する投資一任契約の締結に係る代理業務を、株式会社お金のデザインから受託しております。これにより、当社は当該契約に係る締結の勧誘、法定交付書類の交付等について、株式会社お金のデザインの代理人として、業務を行うことができます。
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手数料等およびリスクについて
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投資一任契約に関する投資一任運用報酬は、運用資産の前月末の時価評価額に対して最大0.66%(税込・年率)を乗じた金額となります。ただし、当該計算により毎月の投資一任運用報酬額が1円に満たない場合には、運用報酬額を1円(税込)といたします。なお、投資一任運用報酬額は通常毎月第6営業日におまかせ運用の投資残高よりお引落しいたします。
「おまかせ運用」では、お金のデザインが設定、運用する投資信託を組入れるため、投資一任運用報酬以外に、組入投資信託に係る信託報酬(0.44%(税込・年率))、その他の費用(法定書類等の作成等に要する費用、監査費用、有価証券売買時の売買委託手数料、信託事務の諸費用、資産を外国で保管する場合の費用など)を間接的にご負担いただきます。その他の費用の合計額、その上限額および計算方法は、運用状況等により異なるため、法定書類等の作成等に要する費用、監査費用等の上限の額(ファンドの純資産総額に対して0.11%(税込・年率))を除き事前に記載することはできません。詳しくは組入投資信託の目論見書をご確認ください。
なお、お金のデザインが設定、運用する投資信託を組み入れるため、投資一任運用報酬、及び組入投資信託に係る信託報酬は、お金のデザイン所定の方法によりそれぞれ調整を行ったものとなります。
「おまかせ運用」では、主に上場投資信託(ETF)を組み入れた投資信託を投資対象としています。組入ETFには価格変動リスク及び信用リスクのほか、為替リスク、取扱金融機関に係るリスク等があります。当該投資信託の基準価額は組入ETFの市場価格の下落、為替変動等の影響により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。したがって、投資元本が保証されているものではありません。
ご契約にあたっては、投資一任契約締結前交付書面、投資一任契約約款やおまかせ運用約款等を十分にお読みください。
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